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製品開発ストーリー

“新しい価値を作り出し、伝える”

“Make One”(メイクワン)という社名は、クラフトマンが1つ1つ手作業で気持ちを込めて仕上げるという当社の価値観を表しています。そして、この当社の価値を込めた製品は、幸運にも多くのお客様の求める価値とも合致して、創立から30年たった今もお引き立てを頂いています。しかし、時代は常に新たな価値を求めています。昨今ではESGやSDGsで環境問題の解決として資源の有効活用がクローズアップされています。その時代が求める価値を作り出すために当社は“アップサイクル”に焦点を当てました。“アップサイクル”とは、一度役割を終えたものに手を加えて、そのモノの価値を高めることをいいます。そして、当社ではお客様に届けられる表彰記念品としての役割を終えたクリスタルガラスをつぶ状に再加工して作る製品の開発に成功しました。
 
ただ、ここに至るまでには紆余曲折がありました。
 
最初の課題が、輝きを残したままクリスタルをつぶ状にする方法です。当初は粉砕機械の導入を検討しましたが、機械を使うと粉砕箇所が白濁してしまい輝きが残らないことが分かりました。そして、試行錯誤を何度も繰り返し、手作業でクリスタルガラスの輝きを残したままつぶ状にする方法が見つかりました。
 

次に、レジンの着色について実験を繰り返しました。レジンには、クリスタルガラスにはない特徴として着色の自由度が挙げられます。その特性を活かすためにクリスタルガラスの輝きを引き立てるレジンの色と、その着色加減を何通りも試しました。そうして選ばれたのが「青、緑、ピンク、黄色」の四種類で、また着色レジンを多重構造の状態で封入しています。 

また、透明性を引き出す最後の仕上げとして、固体化したレジンを丹念に手作業で研磨をすることにしました。磨いているとどんどん輝きが出ることは、作っている時の楽しさにもなっています。こうしてガラスをつぶ状にするところから、封入、研磨とクラフトマンが1つ1つ手作業で仕上げるという従来の当社の価値観“Make One”を残したまま、新たな価値観“アップサイクル”を加えた製品が出来上がりました。

多方で、昨今ESGやSDGsで環境問題の解決としてリサイクルによる廃棄物削減がクローズアップされているように、地球の持続可能性を考えた時、このアップサイクル・クリスタルガラスの製品化は時代に沿ったものとも言えます。

当社のクリスタルガラス廃棄ゼロ・プロジェクトは始まったばかりです!弊社のちょっとしたSDGsにこれからもご注目ください。

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